キャビーナメンテナンスノート   更新 2006/12/31

我が家にきたキャビーナ90
ボアアップは有効か?
マフラー交換とその音と・・ 
青い光の後ろ足 
ハイパースパーク
★クラッチスプリングあれこれ
真夜中のメンテナンスマン
ZOILの効力
★クラッシュ!Part2 
試行錯誤の中で・・ 
禁断の領域へ・・・ (クランクベアリング交換)
100CCへのあこがれ
Light Tune Part2 
★休眠状態
★駆動系見直し
プーリー改造
ポート研磨とフリクションロス
リード100フロント周り移植
2004/06/06 ★もっと力を・・・(面研の限界値) 
2004/06/08 ★フロントディスク化の問題点
2004/06/10 ★BIG キャブのススメ
2004/06/20 ★VM20取り付け後
2004/06/27 ★VM20のセッティング
2004/07/04 ★またまた焼きつき・・・
2004/07/31 ★空冷の温度
2004/08/15 ★日輪の力をかりて・・・
2004/09/03 ★コールドイナヅマ
2004/10/01 ★発電量を増加せよ
2004/10/16 ★経年劣化との戦い
2004/11/13 ★クラッチの調整()
2004/12/04 ★駆動系調整その2
2005/01/11 ★キャビーナ90MkV
2005/02/08 ★雨漏りの修理
2005/05/04 ★気温の上昇とキャブセッティング
2006/12/31 ★タイヤがはずれたので・・・


我が家にきたキャビーナ90  2002/04/XX 

 通勤で使用するためにキャビーナをオークションで中古で購入。
とりあえずは2サイクルのスクーターは初めてなので、「こんなものかな」
というとこです。この時点ではFreeWay250を所持していたため、
発進加速や追い越し加速を思うに「通常使用は難しい」と思いました。

ボアアップは有効か?  2002/04/XX+3 
    
 オートバイのカスタムパーツ販売店をのぞいてみると、リード90用の
KITACO製ボアアップキットが売っていましたので値段もさほど高くなく
購入してみました。MJはキャビーナは#102でリード90と比べて大きい
ですので特別変更しなくても大丈夫だと思います。エアスクリューを多少
絞って低速付近を濃くする程度で大丈夫ではないでしょうか。
早速装着して2Kmほど試乗してみました。
・・・変化がわかりませんでした。多少トルクが増えたかな?という感じです。
(※1 あとで気づきましたが、ハイポートなため、ふけ上がりが軽いみたいです。)
(※2 ハイポートであるというのはポート位置が高いという意味ではなく、
ピストントップが低くなれば相対的にハイポートになります。)
左がノーマル、右はボアアップシリンダーです。 

マフラー交換とその音と・・  2002/04/XX+5 

 まだまだ車の流れに乗れません。車と並走すると恐怖なだけです。
そこでマフラー交換を考えました。いままで実行してみたマフラー交換
とパワーアップの関係を考えると、
CB750F-A 中低速UP、高速激ダウン
ミラターボ 音量爆裂、低速ダウン、高速UP

であり、カーボンが溜まることにより性能劣化が早いという認識でした。
とりあえずやってみようと思いボアアップキットを購入したショップ
でリード90用のベリアルのグランドスラムなるマフラーがあったので
購入してみました。とりあえずマフラーだけ交換してみました。
シリンダー KITACOキット(102CC)
マフラー ベリアルグランドスラム

この状態で走行すると、音が少し大きく、出足がややもたつく・・・
以外の違いはわかりませんでした。じつはボアアップキットを装着
してから、慣らし運転などしていませんでしたがもともと高回転型
でないので格段問題はありませんでした。

マフラーに付属のWR(6.7g)に早速交換してみます。説明書にあるように
オイルポンプに接続されているワイヤーのステーを調整して吐出量
が多めになるようにしてみました。念のためMJを#105に変更して
高回転時の対策としました。

・・・速くなりました。2サイクルらしい加速をするようになりました。
それまでは40Km/h〜60km/hの間で変則の谷間があり、60Km/hを
超えてから徐々に加速するようだったのが一気に70Km/hくらいまで
スムーズに加速するようになりました。
・・・爆音になりました。深夜の走行がはばかられます・・・トホホです。


青い光の後ろ足  2002/04/XX+10 

 キャビーナをノーマル状態で走らせたときとても気になっていたのは
風の強い日にアクセルを開けて加速しようとするとリアのサスペンション
がダンピングすることでした。スクリーンが風の力で後ろ方向に追いや
られるとリアのサスペンションが沈み込んでから反発するという動作を
繰り返してしまいます。擬態語で表現すると
”ウニョウニョウニョウニョ”
というような感じでしょうか。それ以外にも路面ギャップに対してリアサス
がやわらかすぎる感じがします。いろいろ調べてから購入しようと、早速
キャビーナから取り外してサイズを測ります。全長で300mmほどありました。
DAYTONAから出ている原付用リアサスでDIO用のものが310mmでしたの
で多少長いかなと思い購入して帰りました。

 ・・・とびきり長いです。計測位置を勘違いしてました。ボルトを通す穴の
距離だとすぐ気づきました。その寸法で計ると、キャビーナは275mmに
なります。とりあえず装着してみることにしました。

 ・・・センタースタンドを立てた状態で後輪が完全に路面に接触していま
す。またがってみてフィーリングを試すと、沈んだときにフレームに干渉
しています。バネレートもノーマルと大差ないように思います。キャビーナ
のような思い車体ではその効果がまったくありませんでした。

 あらためて購入しに行きました。時間と選択肢の関係で店員お勧めの
カメレオンファクトリーの「パフォーマンスリアショック」です。ブルーアルマ
イト仕上げのボディーがかっこよいです。調整はできませんが不均等ピッチ
のスプリングで原付2種でも大丈夫です。店員曰く、とても硬いそうです。
早速組み込んでみます。タイヤとサスペンションが接触しそうですが3mm
ほどクリアランスがあります。走行してみた感じは一気に硬くなって良い
感じです。ダンピングもなくなりました。ただクッションとしての役割としては
いまいちで、大きなギャップに強く反応するようになってしまいました。
コーナリング特性は良くなったと思います。
ハイパースパーク (ノロジーホットワイヤ) 2002/05/XX 

次にできるチューニングを考えましたが、DAYTONA製リード90用ビッグキ
ャブが現在廃版となっていましたので最近ちらほらうわさを聞く ノロジー
を装着してみることにしました。あいにく近所のパーツ屋で扱っていなかっ
たので通販で購入しました。装着は難しくなかったのですがイグニッション
コイルから出ているコードを切断するのはちょっとためらいました。プラグ
にさしてみるとうまくフィットしません。プラグのトップの細いネジ部にカラー
をつけてあげるとフィットしました。
 装着してみるとなんとなく始動性があがったような気がします。
(キャビーナはもともと始動性がよく、リード90はとても悪かったのでイグニ
ッションコイルを含めてリードにつけてみたのですがやっぱりだめでした。)
 体感できるほどパワーがあがったということはありませんが、燃費がよく
なるかも・・といのは期待していました。

 ※燃費は向上しませんでした。ボアアップにチャンバーですから・・・
 ※後にはずしてみたのですがプラグがかぶるようになりました。体感でき
なくとも効果はあるようです。


クラッチスプリングあれこれ  2002/05/XX+7 

真夜中のメンテナンスマン 2002/05/XX+10 

ベリアルグランドスラムにもずいぶんなれてしまったのかあまり加速を
感じなくなってきてしまいました。出足もあまりよくないし・・・
タコメーターがないのでわかりませんが、もっと高回転まで回る
と思いました。
 いつもの上野のパーツ屋に足を運び、何か使えるものがないか
物色したところ、ありました。

カメレオンファクトリー 製の リード100用強化クラッチセンタースプリング

です。見た目は多少線径が太そうに見えますがあまり違いはわかりません。
とりあえず装着してみることにしました。
 なかなか装着できません。とても硬そうです。どうなっちゃうのでしょう。
 装着当日はゆっくり家に帰りました。変速しないために高回転でとても
うるさいな・・・・ と思いました。

翌日通勤のために走りましたがいままで変速していたと思われる
回転音を飛び越えていきます。2サイクルの高回転音が響きわたります。
しかし加速感はあまり向上しませんし、アクセル全開でなかなか変速
しないので音ばかり目立ちます。

多少のフィーリングアップですが燃費がとても悪くなりそうです。
その日の仕事が遅くなり、PM11:00ごろそれは起きました。

 どこまでも続くようなエキゾーストノートを聞きながら、その割に
速くならないな・・・と疑問を感じつつ 都心のど真ん中で

・・・ウー・・・プスン・・・・

突然のエンジン停止です。急いで歩道に乗り上げてセルを回しても
うんともすんともいいません。 ・・・ キックがまったく下りません。

・・・完全な焼きつきです。

急いで自宅に連絡し、手持ちの工具箱を車で届けるように家族に
お願いし、私自身はとぼとぼキャビを押して2,3KM歩きました。

深夜AM1:00ごろ、都心の一等地で工具を片手にエンジンを
ばらす自分がいます。

ピストンとシリンダーの隙間にピストンクリップがはさまっている
ため、なかなかはずれません。キックを操作さしながらやっと
シリンダーをはずし、 ピストンクリップはありませんがエンジンは
かかりましたのでなんとか乗って自宅まで帰りました。

ボアアップキットはだめになりました。翌日同じものを
購入してきました。


※ 空冷エンジンの 限界は 10,000rpm といわれます。メインジェット
の変更で燃料を濃くしたとしても、限界を超えてまわしてしまうと
アクセルを戻した瞬間焼きついてしまいます。※※スロージェット
が大きくないとだめなのです・・・・・後でわかったことですが・・。

これ以降タコメーターを装備しました。盗難防止をかねてこの場所に設置したのですがみづらいです。 

ZOILの効力  2002/06/XX 

 ボアアップキットを交換するにあたって考えてみたのですが限界を
超えて回ってしまったためだと思いました。以前から掲示板やHPで
人気のある添加剤であるZOILを思いつき、「焼きつきにくくなる」と
あったので投入してみることにしました。おまけでSUPER ZOIL 
スプレーオイルも購入しました。
 ならし運転を100Kmほど実行している最中にも、エンジンの音が
静かになったと思いました。後にエンジンばらした時に、はずした
ピストンピンをさわるとあからさまに違いがわかります。金属を触っ
た感触ではないのです。フリクションロスの低減に如実に効果が
あると確信しました。燃費も向上してよいことづくめだと思われたの
ですが・・・(関連があるのか不明ですが後述・・・)

4サイクル用のZOILを購入して、ギヤオイルに混ぜてみたところ
明らかに走行中の振動が減りました。おまけでフュージョンサイドカー
(当時所有)にも入れてみました。本当に効果を体感しましたので
以降毎度購入しています。ただ、2サイクル用は現在は所有してい
るだけで使用はしていません。・・・


クラッシュ!Part2  2002/06/XX+7 

試行錯誤の中で・・  2002/06/XX+12 

うーん。焼きつきが止まりません。ボアアップキットの購入も3度目
になってしまいました。3つ目のボアアップキットはシリンダーの中に
ピストンを入れるとあからさまにガタついています。見た目でわかるほど
クリアランスが広いです。これなら焼きつきは回避できるかも・・・・
と思いましたがやはり変わりませんでした。4000回転位でおとなしく
走行していてもアクセル戻した瞬間に「ギャーーン」といってエンジン
が停止してしまいます。といってもすぐ復活するのですが、症状としては

1・ エンジンの冷えた状態からだとしばらくまともです。
2・少し走行すると極端にトルクがなくなります。
3・アクセルを戻すと抱きつきます。

キャブレターの分解清掃や大きめのメインジェット、エアクリーナー
をノーマルもどすなど、マフラーをノーマルにもどす・・・・
どれをやっても改善しませんでした。

ノーマルのシリンダーとピストンを発注し、完全なノーマルの戻しました
が、抱きつきこそしないものの上記 1・2 はそのままです。
リード90は初期型のMJは85しかありません。同じエンジンで
どうしてこんなに違ってしまったのだろう・・・と意味のないことを考え、
しばらくはリードで通勤することにしました。


禁断の領域へ・・・ (クランクベアリング交換) 2002/06/30 

もうどうにでもなれ・・と、一時はリード90を廃棄してエンジンスワップ
を本気で考えたのですが、壊す覚悟でエンジンをばらしてみることに
しました。専用工具もそろっているわけでなくどこまでできるか不安
でしたがとりあえず・・・・
・サイドカバー、シート、フロアボード、エアクリーナー、キャブレター、
マフラー、シリンダー、ピストン、マニホールド、セルモーター、
プーリー(○)、フライホイール(●)、エンジンとはずします。

セルギア(■)、オイルポンプをはずし、クランクケースのボルトをはずします。
ここでクランクケースプーラーなる専用工具がないと辛いのですが、
クランクシャフトを無反動ハンマー(砂が入ったハンマー)でこつこつたたくと
慣性によりすこしずつクランクケースが開きます。クランクケースが開くと、
叩いた側の反対側にクランクシャフトが残りますので、同じ要領でもう片側
もはずします。

ここで明らかにおかしかったのは、クランクケースの中に液体がたまっていた
ことです。(多分SUPER ZOIL スプレーOIL)それ以外はベアリングが破損して
いたわけでもケースに穴が開いていたわけでもありませんでした。

発注しておいたベアリングとオイルシールを交換しました。ベアリングは
クランクケースに圧入してあり、パイロットベアリングプーラーなる道具
がないとはずせないのですが、壊すぶんにはクランクケースの外側から
バールでたたけばはずれます。(バーナーであぶるという手もあります)
圧入は古いベアリングを叩き台にして、ハンマーでたたけば入ります。
クランクシャフト圧入は、プーリーボス(プーリーのカラー)とはずした
ベアリングとプーリーをとめるナットがあれば可能だとおもいます。

逆の要領でくみ上げました。期待していたわけではないのですがあっさり
エンジンもかかり、走り出してみると・・・トルクがおちません!普通にまわり
ますし、抱きつきも発生しません。 どうやら復活したようです。

★結局原因は・・・
はっきりとはわからないのですが、エンジンパーツの組みつけのときに
SUPER ZOIL スプレーOILを使用していたのですが、当然燃焼しません
のでクランクケースにたまり、クランクケース容量が不足したのでしょうか?
それともオイルシールが破損していて2次吸入があって燃調が狂ったのか
いまだに不明ですが、それ以来まったく平気になりました。以降は潤滑系
は全て2サイクルオイルを使用するようにしました。

大変だったのですが、どんなに壊れても治して乗り続けられる自信が
つきました。

※ 専用工具
○ユニバーサルホルダー ●フライホイールプーラー ■ギヤプーラー


100CCへのあこがれ  2002/10/25 

ひさしぶりにKITACOのリード90用101.2CCボアアップキットを装着してみます。
シリンダーはヤスリをかけて排気ポートを横方向に1mm拡大、ピストントップ
をバフをかけて鏡面仕上げしてみました。吸気もあわせてメインジェットを標準の
#102に変更、SJをDIO-ZX用の#40のものに変更してみます。
MJ #102
SJ #40
エアフィルター DAYTONA ターボフィルター
WR 9g X 6
シリンダー KITACOキット改
ヘッド 0.2mmほど面研
マフラー ノーマル
ポートタイミング ベースガスケット1枚追加 0.5mmアップ
走ってみましたがふけません。力強さも感じませんし、発進時にボコついている
ようです。KITACOのボアアップキットはもともと排気ポートの位置が高いので
タイミングが早いようです。それをさらに早くしてみたのがよくなかったかもしれません。
とりあえず空ぶかしすると10000回転まわしてまだ回るような気がしました。
このとき雨でしたが長い直線でとりあえず引っ張り続けてみると70Km/h位は
出ましたので、ウェイトローラーをもっと軽くしてもっと高回転にすればよくなるかも
と思いました。
Light Tune Part2  2002/10/26

やはりどうも90CCのほうが良いようです。ボアアップキットに換装したあと
元のシリンダーの排気ポートについたカーボンを掃除してなおかつポート
を横方向に1mm拡大してみました。リード80SS用のセンタースプリング
を装着してみます。より高回転をねらうためWRも軽くしてみました。
MJ #102
SJ #40
エアフィルター DAYTONA ターボフィルター
WR 8g X 6
シリンダー シリンダーA
ヘッド 0.2mmほど面研
クラッチ リード80SS用センスプ
マフラー ノーマル
ポートタイミング ノーマル

・・・うーん壊れそうな音がします。高回転のレスポンスはアップせず
ローギヤーのまま回転だけがアップしているようです。変則タイミングも
変わったせいかうるさいだけで速くなったような気はしませんでした。
やはりノーマルマフラーの流量ではいけないのかもしれません。ピストン
リングを新品に交換したことにより圧縮が高くなったと思いますので
そのせいかもしれません。WRだけ10.5gに変更してしばらく使用
してみようと思います。あと、アイドリングが安定しなくなりました。SJ
が大きいのだと思います。


休眠状態 2002/12/XX〜

フォーサイトを中古車で購入、7日間で全損廃車となったため、
フォーサイトSEを新車で購入、動研製ルーフを装着。多少のカスタム
とスーパーサウンドマフラーのインナーサイレンサー製作に没頭
したためキャビーナは奥さんが使用。仕様に変更なし。タイヤ交換
など。


駆動系見直し 2004/4/20

プーリー改造  2004/5/02
スクーターチューニングの定番がハイスピードプーリーだと思います。
今まではエンジンそのものの出力向上しか考えなかったのですが、
ハイスピードプーリーを装着したらどの様になるのか興味がありました。
しばらく前にオートボーイから取り寄せてみたのですが、使い古しの
プーリーより新しいだけあって面あたりがよいな・・・というのが感想
でした。
左は新品のプーリーです。(ムーバブルドライブフェース)。右はオートボーイ製の純正加工プーリーです。裏から見るとわかりにくいのですが、ローラーが転がるレンジが広くなってます。

 移動量を増やせばハイギヤになりますが、エンジンに力がなければ
逆に負荷ばかり増えて最高速は低下します。たとえ最高速があがった
としても加速が悪くなってしまいます。
 しかしキャビーナはもともと低回転型のエンジンですし、ウェイトロー
ラーを軽くして、回転が上がったときに増やした移動量を全て使いき
れば変速レンジが広くなるはずです。
 新品とオートボーイ製はそのままで、現在ついているプーリーの移動
量を増やしてみることにしました。ミニルーターで削っていくのですが、
(ミニルーターはDIY店などで購入できます)
砥石のビットでは時間がかかりすぎますのでミニルーター用の超硬
刃物を入手して、勢いよく削る・・・つもりだったのですが時間がかかって
しまいました。最終的に2mmほど削り込み、ウェイトローラーが1mmほど
突き出すようにしました。
 しかしいざ装着してみると、何が変わったのかわかりませんでした。
明らかにオートボーイ製の方がよいです。
 あらためて見てみると、ウェイトローラーがきれいに移動していません
でした。さらに1mmほど削り、転がり面をきれいに移動するようにして、
ベルトのあたり面の中心を直径が40mmとなるように削りました。

ベルトのあたり面の中心部のくぼみがが右のオートボーイ製プーリーの方が大きくなっています。移動量が増え、低速にも効果があります。

 再び装着して走り出すと60キロまでは通常の回転数で加速しますが
70キロになろうとすると回転数が下がり始めます。ピーク時(ハイギヤが)
で、70キロ/5000回転(下り坂など・・)です。・・・ちょっとハイギヤすぎる
気がしますが、燃費が向上しますのでよしとしました。それいらい
回転数が6500回転を超えることがありません・・・。

ポート研磨とフリクションロス 2004/5/15

 前から気になっていたのですがエンジンからノイズが出ています。エンジ
ンが冷えているときはしないのですが、少し温まったくらいから、”シャー”
(擬音は難しいですね・・)という音が聞こえます。
 ピストンとシリンダーのクリアランスが広いと、スラップ音がしますが(パタ
パタ音)それとは違うようです。ノッキングの音でもありません。クランクベ
アリングが痛んでいると同じような音が出るのですが交換してから5000KM
も走ってませんし、振動もでてません。
 シリンダーをはずしたとき、ピストンに何箇所か縦すじが入っているので、
シリンダーとピストンのクリアランスが小さく、摩擦熱による膨張からその
音がでていると思いました。また、ポートを広げるとピストンリング゙がポート
の上に来たときに広がろうとしますので、ポートを通過するときに急に押さ
えつけるようなかんじになります。低回転では比較的に粘るので問題がで
にくいのですが、高回転域では結構な摩擦熱を生んでしまいます。
 そこで吸気および排気ポートをの角ばっている部分を面取りすることに
しました。本当はポートを削るときに、ピストンリングがうまく戻るように考
えて削らなければならないのですがとりあえず角張っているよりはましと
思い削ってみました。

・・・結果としてはノイズは消えませんでした。しかしやや音量が下がった
(気のせいかもしれません)と思いますので効果はあったかもしれません。

キャビード100への挑戦(リード100フロント周り移植) 2004/5/20

最近キャビーナのディスク化に成功した人のHPをみながら、そろそろ
自分もやってみるかと思いました。

キャビーナにリード90のフロント周りを移植することはさほど難しい
ことではないのですが、ボトムリンクになってしまうと操舵性が結構
変わってしまいます。候補としては・・・

1・前例のあるスズキZZをまねしてみる。
2・リード100のフロントフォークを移植してみる。
3・NSR50のアウターフォークに換装する。
4・スペーシー100のステムごと交換する。

だったのですが、問題点もありました。
1・自分がスズキと相性が悪いので避けたい。
2・リード100のホイールを計測すると、キャビーナのホイールの幅より
  だいぶ大きいのでフロントフォークだけ変更しても収まらない。
3・NSR50のフォーク径は30mm。キャビーナより1mm小さい。
4・新品ですべて購入しなければならない。

悩んでいるだけで時間が過ぎました。オークションで購入可能な
組み合わせでリード100のフロントまわり一式が結構出回っている
ことに気づき、同じホンダなので簡単につくかもしれない・・・・
と安直な気持ちで購入してみました。Fホイールは以前購入してリード
90につけていたものがあったのと、リード90のホイールもオークショ
ンで購入しておいたので準備は整いました。

とりあえずキャビーナをばらしてステアリングステムをはずして、
購入したリード100のステムと比較してみると・・・・各部の径は
同じなのですが、
▲1・ベアリングアンダーレースの径がまるで違います。
▲2・ステムトップ部の溝の切ってある位置がキャビーナが後ろなのですが
   リード100は左でした。
▲3・アンダー部分の径が太い部分の長さが違います。
▲4・ハンドルストッパの位置関係と高さが違います。
▲5・もっとも下からトップ部のねじ山の切ってある長さが違います。

多少であればレースの打ち換えやアンダーレースコーンを換えれば
何とかなるのですがどうも無理そうです。短期で破壊してもよければ
キャビーナのアンダーレースに無理やりリード100のアンダーレース
ベアリングを入れることにより一見装着できるのですが、ベアリング
がむき出しで、かつガタガタに加えてハンドルストッパーが一切きき
ませんので何より危険だと思います。

結局打ち込む部分の径がキャビーナでコーンの径がリード100の
大きさのレースを作成することにしました。また、ステンレスの10mm
の丸棒を購入し、加工してハンドルストッパーを作成しました。



※ リード100のステムに変更するよりは既出の方法をとられたほうが
楽だと思います。
※2 インチダウンにより操舵性の悪化はないと思います。
この部品を作り出せればリード100のステムにすることも不可能ではないのですが・・・

もっと力を・・・(面研の限界値) 2004/6/06

とりあえずブレーキの強化が実現したので、エンジンパワーの向上を目指したいと
思いました。

 以前チャンバー装着時に思っていたことは、確かに加速は良いのですが疲れるの
です。下はスカスカですし、音はうるさいですし。2サイクル車らしいといえばそうなの
ですが。
 自分が目標にしているのは250CC位のトルクがあり、最高速は追い越しを考えて
80キロくらいでよいので、どの速度からでもアクセルをあければ一気にいってくれ
れば・・・というものなのです。

 まずは身近なところでシリンダーヘッドを面研して、爆発力そのものを増加させま
す。以前にも水ペーパーを使用して、0.2mmほど削ってあったのですが、旋盤を使用
して一気に行うことにしました。

 リード90系のHF05型エンジンのシリンダーヘッドはセンタープラグでないので、旋盤
加工するためには治具を作成します。スタッドボルトの4つ穴を利用して固定するもの
を作成しました。
ベースガスケットと同型のメタルスペーサーを糸鋸盤で作成しています。ポートタイミングの変更に使用します。これは1mmです。

先にメタルスペーサーを作成し、ヘッドを2mmほど面研して、ベースを1mm持ち上げ
ようと思っていたのですが、ヘッドの立ち上がり


が 1.3mm程度しかないのです。1mmほど削った時、これ以上削るとシリンダーヘッド
の面の段差がなくなります。精度がでていればもっと削っても大丈夫なのですが段
差がなくなると接地面積がもっと大きくなり、精度が出ていない場合は圧縮漏れを
おこしてしまうため、1mmでストップとなりました。

メタルスペーサーはとりあえず保留にし、そのまま組み上げました。減少体積は
V = πr2 * h  ボアは48mmですので
24 x 24 x 3.1415・・ *1.0 ÷ 1000 = 1.8CC となります。

もともとの圧縮比が 6.2 ですから 排気量が 89CC、燃焼室体積を 12CC とし、
12 x 6.2 - 12 = 62.4
(62.4 + 10.2) ÷ 10.2 = 7.11 となり新しい圧縮比は

7.11 となります。 ライブDIOが同じですからハイオクガソリンでなくても大丈夫な
はずです。

結果は出足がトルクフルになりました。ただ、その分駆動系の熱ダレも早いの
ですが。


フロントディスク化の問題点 2004/6/08

雨の日の走行も問題ないようで、点検の為に下をのぞいて見ると、なんと自作
アンダーレースが錆びています。結局キャビーナのアンダーレースを切断し、
リードのアンダーレースに溶接してハイブリッドレースを作成したのですが鋼なの
で処理をしないと錆びてしまいます。錆び止め塗料を刷毛塗りして再装着しまし
た。塗料の乾燥時間が遅いので一日がかりです。

もうひとつ、左側重量が増加したため左側に傾く・・・ようになりました。いままでの
重量バランスでは違和感がなかったのですがスタンドをおろして車体を垂直に
抑えてみると、左側に重みを感じます。クランクケースの重量はマフラーで相殺
されているとしても、ディスク板とキャリパーの分、左側が重くなってしまいました。

さらに、キャビーナのルーフマウントはソリッドなので、ディスクブレーキで急制動
などすると、各部への衝撃が大きいのが心配です。


BIG キャブのススメ 2004/6/10

ヘッド面研による圧縮比アップで軽快になったのですがそれでもやっと
リード90と同等の出足になったにすぎません。かなりパワーアップの要素
を盛り込んできたつもりだったのですが吸気系が手付かずだったのでキャ
ブレターを大口径化することにしました。

キャビーナのノーマルキャブレターは16φ相当で、実際は12x18の長方形
(楕円)のベンチェリーとなっています。あまりに大きな口径のキャブレター
ですと低速近辺で安定した流速が確保できずに不安定になってしまいます。
 そこで面積比率で1.5倍程度になる、口径が20mm程度のキャブレター
を選択したところ MIKUNIのVM20、またはKEIHINのPC20という選択にな
りました。
何とか収まりました。装着のために3つのパーツを自作しました。

以下が今回自作したものです。
??????
エアクリーナーと
キャブの接合部品

キャブレターとマニホールドの接続部品。


VM20取り付け後 2004/6/20

VM20を搭載しました。デフォルトでついてたMJ260ではかぶって
まともに走りませんでした。直キャブでもかぶりまくりです。セットで買った
MJの最も小さいものが150でとりあえず回るようになりました。
キャブレター ミクニ VM20 MJ150 SJ30 エアクリノーマル
Fタイヤ 10インチ リード100 ダンロップD306
Rサス KYBガスショック
エアフィルター DAYTONA ターボフィルター
WR 10.5g X 6
シリンダー キタコ 102CC
ヘッド 1mm面研 圧縮圧力10.5KG
クラッチ スプリング デイトナLIVE DIO用1000rpmUP
マフラー ノーマル
ポートタイミング ポート拡大 排気1mmアップ

実はセッティングも適当なのですが・・・快適です。キャビがこんなに
力強く走ることはなかったですから。スピードはチャンバー装着の
時のほうが速かったのですが発信加速を考えると現在のほうが
はるかに快適です。VM20の効果として、低中速がかなり改善しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自作チョークワイヤーを搭載予定ですが疲れたので涼しい季節に
なってからにしようと思います。

この部品も自作します。削りだしたりバーナーでパイプを曲げたりタップを切ったり。主な職業はプログラマーなのですけど・・・。

VM20のセッティング 2004/6/27

キャブレターのセッティングがまだだったので少しづつはじめることにしました。
エアスクリュー (1+1/2) 戻しだったのですがもっと開いてみたところ、4回転目
で回転数が最も高くなりました。番手を下げなければならないのですがとりあ
えず手持ちがないので3回転戻しとしました。それに合わせてアイドリングの
調整を行いました。
 うーん出だしは悪くなりました。かぶるくらいスローを濃くして、アイドリング
スクリューで調整していた最初のほうが圧倒的な力を感じたのですが・・・
次に暫定150番のMJから200番に変更し、ニードル位置を上から2を3
に変更しました。明らかに濃いはずなのですが一番体感で力を感じる設定
にしたいのでとりあえず走り出しました。
・・・明らかに濃いです。回転も上がりません。プラグの色は黒っぽいです。
そのままMJを購入しに行きました。 (100〜130)
130番を試してみたところ、ちょうどよさそうです。プラグの色も茶色になりま
した。続いて120番を試しました。加速、回転の上昇ともにさらによくなりまし
た。薄くするたびに音が大きくなるので、いつ壊れるかなどと思うのですが
120番のプラグの色を見ると、茶色の上に白くなったような後がありましたの
でやや薄いかな・・と、しかしフィーリングはとてもよいです。よって安全マージン
の確保から、130番を採用することとしました。

ノーマルキャブレターでは、MJは95程度に下げると調子がよくなるのですが、
エンジンを酷使するような使用環境によっては熱価の高いプラグ等を使用
しなければ抱きついたりするかもしれません。

リード90と同じエンジンなのに、リードのほうが速いのは燃調にも要因が
あると思っているのですが・・・。
またまた焼きつき・・・ 2004/7/4

メンテナンスでシリンダーをはずしてピストンの状態をみてみたところ、カ
ーボンの付着が結構ありました。また、いままでにないほどピストンが焼け
ていました。圧縮比アップしてからハイオク仕様なのですが確か最近のハ
イオクガソリンには清浄剤が入っていたと思ったのですがいままでこんな
にカーボンが付着したことがないのでちょっと意外でした。ついでなのでセ
ッティングを変更してみることにしました。シリンダーヘッドを1mm面研して
ありますから、ベース部にメタルガスケット1mmを入れて、ちょうどポートを
情報に1mmずらした形にしてWRを8g×6にしてみました。
 高回転型になり変速ポイントが6500回転くらいになりました。ノーマルマ
フラーなので低回転がまったくだめということもありませんし、高回転での
びがあるのもいいものだ・・と思っていたのですが、橋の上を全開で加速
中、最大7000回転程度からいきなりの回転ダウンです。”ウゥーン”となっ
た瞬間”あーやってしまった・・”と思った直後”ギァウーン”と、停止してしま
いました。すぐにエンジンは始動できたのですが、あきらかに潤滑していな
い乾いた音がします。少し走って”ギァウーン”・・を繰り返しましたが、途中
でガスが濃ければ・・と思い、手動にしたチョークを引きっぱなしにしたとこ
ろ以降なんとか抱きつかずに走ることができ、帰還できました。
 抱きついた以降はあきらかに燃調不良なのですが、そもそもガスが薄す
ぎるということはありませんでした。
 可能性を考えてみると、
 1・ オーバーヒートによる熱膨張からの焼きつき。
 2・メタルガスケットの精度不良から、2次吸入による燃調不良
 3・ノーマルマフラーでの最大回転数オーバー
などです。
 ノーマルエンジンは6750回転でピークパワーになります。その回転を超
えて回転させていますので当然無理をしていると考えても不思議ではないと
思います。その上にボアアップしてますので熱量からオーバーヒートは当
然かもしれません。
 ノーマルマフラーのように排圧が高いと低速トルクはでるのですがその
分マフラー内部の温度も高温になってしまいます。特にキャビーナはその
形状ゆえにリード90とくらべてエンジンの冷却という点で不利なのでそれ
が原因であるとも考えられます。
 プラグが真っ白になっていればメタルガスケットの精度を疑うのですが
いつでも茶色です。デトネーションの兆候も一切ありませんし、ポート位置
が上方に移動しただけで有効圧縮比は逆にダウンしてますので。

 結論は出ないのですが、以前からエンジンが熱を帯びてくるとノイズが
出ていたため、フリクションが大きいのだと思います。ノーマルピストンの
時はクリアランスがもっと狭いのに回転を上げても抱きつかなかったので
材質の熱膨張係数が大きいというのもあると思います。

 新品のシリンダーとピストン、またボーリングした後未使用のシリンダー
と新品のピストンのストックはあるのですが、クランクシャフトを交換する
時に使用しようと思っているので、とりあえず焼きついたピストンはギザギ
ザになってしまいましたがミニルーターに耐水ペーパーをつけてギザギザ
をけしました。シリンダーは手でペーパーがけをして、ピストンリングもオイ
ルストーンで平滑化しました。同一シリンダーとピストンで焼きつき4回目
ですが組み上げれば普通にエンジンがかかり普通に走れます。

 やはりキャビーナは高回転型にせず、低回転重視のチューニングをした
ほうが結果がよいと思います。しかもほとんどお金もかかりませんし。

 


空冷の温度 2004/7/31

水冷化計画がうまくいかないので他の作業も滞っています。Yahoo オーク
ションで使えるパーツを眺めていたら、温度が測れるテスターが結構リー
ゾナブルな価格であったので入手してみました。
 シリンダーヘッドに接触するように熱センサーをプラグキャップの隙間か
ら挿入し、テスターを足元に設置して走行してみました。結果は・・・・

温度が安定してからの値です。
アイドリング時 125℃〜105℃  走行時からアイドリングになると一度温度が上がり、徐々に下がります。
通常走行時 110℃ 付近 4000回転〜5000回転の一定速度
加速時 130℃ 付近 5000回転をこえる加速
エンジン停止後 145℃ 停止後のMax値

ちょっと高すぎるような気もするのですが7000回転位までまわすとまた焼
きつきそうです。


日輪の力をかりて・・ 2004/8/15

今必殺の・・・・
・・・と言えばご存知の方もいるのではないでしょうか。それはさておき・・・

水冷化に伴い電動ポンプを設置したところ、バッテリーあがりをおこすよう
になってしまいました。2種とはいえ原付ですからジェネレーター容量はさ
ほど大きくありません。電流を測れるテスターでイグニッションスイッチON
の時に流れる電流を測ってみたところ、0.57Aでした。この状態で水ポンプ
のスイッチを入れると2A(12Vなので24W程度です)になりました。ヘッドラ
イトはジェネレーターから直なのでよいのですがこの電流値ですとアイドリ
ング付近ではバッテリーから持ち出しになってしまいます。
 機械式の水ポンプを作成しようとも思ったのですがグリップヒーター用の
交流電源を利用することを思いつき、とりあえずテスターで測定してみまし
た。グリップヒーター用のHI-LOスイッチのHIの状態で、交流で10V程度
でした。グリップヒーターASSYの中にもレギュレーターが入っていましたの
でレギュレータで減圧しているようです( とすると中身は抵抗だけが入って
いるのでしょうか? )。減圧前が 12V以上出ていれば整流用のダイオード
と出力安定用のコンデンサを組み合わせればレギュレータを自作できます。

自作レギュレータをグリップヒーターの前に割り込ませ電源を確保しようと
思い秋葉原の電子部品屋をのぞいてみました。適正サイズのダイオード
の販売単位が1袋だったので困ってしまいました。よその店をのぞこうと
思い去り際に目に付いたのがソーラーパネル充電器でした。屋根つきなら
ば屋根にソーラーパネルを置いても邪魔になりません。出力は弱くとも非
稼動時にいつでも充電されるわけですから長期放置するほどにバッテリー
が回復するはずです。思わずとびついてしまいました。

もとからラミネートされているため、防水の問題は大丈夫です。アルミ枠は不要な気がします。そのまま両面テープで屋根に貼ったほうが目立たないですから。


 買って帰ってあらためてテスターで電圧を調べると太陽光で18Vありまし
たのでスペックどおりです。出力2W とあったのですがCPUファンに接続
してみましたがモーターは回りませんでした。そのままLEDに接続すると
蛍光灯の光でもLEDは点灯しました。
 屋根を加工してピラーの中に配線を通してバッテリーまでまわしました。
効果のほどはすぐはわかりませんので後に・・・・
 とりあえずバッテリー対策は太陽の力をかりることにしました。

取り付け位置はこんなです。取り付ける時に薄手のゴムシートを挟めば防水かつ振動対策になると思います。

 


コールドイナヅマ 2004/8/15

引き続きバッテリー上がり対策ですがソーラーパネルは結構ありがたく、
か細いセル回転音でバッテリー切れを予感するも翌日になればふたたび
何とかセルを回すことができます。・・・ただし晴れている場合です。曇り
空でも2日くらいでセルを回せるほどは充電されるのですが何とかならない
かと思案して、当初予定の交流電源利用方法にすることにしました。
 しかし交流を分岐させてびレギュレータをはさんで整流して直流に変換
すると、バッテリーの電力は使用されませんが、熱変換ロスが大きくなって
しまうようなので、レギュレータで整流された直後を分岐させ、ダイオード
を通した後を全体に供給し、通す前を水ポンプに供給することとしました。
 ジェネレータから整流直後の電源を使用すると波形が波打った直流と
なってしまい(その補正のためにもバッテリーが必要なのですが)ますので
コンデンサをかませることとしました。
 そのための回路を作成するにあたって現在ホットイナズマの類似品作
成がひそかなブームらしいので私も方式を真似てみました。

ケースはオールクリアにしました。構成は
4700,2200,1000,470 μFで、動作確認用LEDをつけました。

予定では1パーツで実現する予定だったのですが、思いのほかコンデン
サが大きくなってしまったため2パーツ構成としました。



この画像はレギュレータのハーネスに割り込ませ、スイッチによりダイオー
ドの機能をオン・オフします。左上の2本の線がコンデンサーの配線となり
ます。
 平滑化用コンデンサは今回は使用位置が違いますが、そのままバッテ
リーにつなげばホットイナズマと同等に機能します。「南極パラダイス」製
ですので
「コールドイナヅマ」
と命名することにします。

はたしてこんなもので効果があるのでしょうか・・・

---------------2004/9/3 追加--------------

・・・実は装着できませんでした。結構大きくなってしまったのでフロントカウル
内部に格納できませんでした。無理をすれば入るのですが壊れそうです。
余剰にパーツは購入していたので急遽類似品を作成することにしました。
電線とコンデンサ、ダイオード、LED、ヒューズケースを空中配線でハンダで
結合し、配線用テープでまとめたものです。これならばレギュレータ間の割り
込ませハーネスとしてのスペースで足りますので設置場所にこまりません。

レギュレータのカプラと同型のカプラを使用して配線に割り込ませます。安全対策でヒューズは5Aのものにしてあります。このサイズであればノーマルのキャビーナにも搭載できると思うのですが・・・
 BBSで評価してくださる方、無料でさし上げます。連絡お待ちしております。

装着後の結果ですが

・・・効果抜群でした。バッテリーあがりはなくなりました。コンデンサの効果
で多少電圧が上がってしまうのですがダイオードで相殺されるために問題
ないようです。これで水ポンプのスイッチを入れっぱなしにできます。

 私はバッテリー上がり対策しか興味がないのですが、ホットイナズマと同じ
効果があるはずです。


発電量を増加せよ 2004/10/1

前回コンデンサを設置したときにバッテリーを新調したのですが、あっという間
にだめになってしまいました。振っても振っても液体のゆれる音がしません。
メクラ栓をむりやりはずして逆さにしても一滴も液体がこぼれません・・・。

原因は不明なのでとりあえず水道水をそのまま補充して栓をしなおして、シリコン
で埋めて充電しました
(※MFバッテリーを分解すると危険です。 補水してはいけません!)

とりあえず使用はできたのですが、しばらくするとバッテリーがあがってしまう
ようになってしまいました。

・・・セルがなくてもキックでエンジンがかかるのでよいのですが不便ですから
・・やはり水冷はあきらめようかと思っていたのですが、思い切って発電量その
ものを増加する
ことにしました。

しばらく様子を見てみようと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2004/10/16 続き

ソーラーパネルを取り外し、2週間ほどたちました。定期的にバッテリーの電圧
を計測していますが、ある程度低いと次回計測時は増加しています。雨が多か
ったのと、道路混雑などでストップアンドゴーが増えるとブレーキランプによる電
力消費量が増えるため、一定電圧以上は増加しませんがとりあえず大丈夫な
ようです。

バッテリー上がりで困った方などよいかもしれません。


経年劣化との戦い 2004/10/16

頻度よくあちこちカスタマイズしているせいで、触れている部品は新品などに置
きかわったりしていますが、着実に劣化している部品があります。

 以前から、ウィンカースイッチが「硬いな・・」と思っていた矢先、とうとう左に入
らなくなってしまいました。新品に交換対象です。

 電装系のカスタマイズをする前に1回ヘッドライトバルブが切れました。電装系
強化のあと、ヘッドライトがふとしたはずみで消灯してしまう現象がでていたので
ステーターの巻きなおした時に、接点をきちんとしていないかったのかと思った
のですが、とあるとき、テールポジションライトはついたままで、ヘッドライトだけ
消灯していたのでヘッドライトのバルブとソケットをとりはずしました。・・・・・・・
・・・電線が錆びて切れ掛かっていました。ヘッドライトバルブは接点が半分砕け
ていました。接触不良で短時間でON OFFが繰り返されたためでした。ヘッドラ
イトバルブの接点はハンダをそのままくっつけると元通りになります。ソケットは
新品に交換しなくてはなりません。

 スクリーンステーのボルトをみると完全にサビついています。はずしてステン
レス製のボルトにしたほうがよさそうです。ステンレスボルトを使うときは注意が
必要です。

 キャブレターをはずしたときに、ついでにリードバルブまではずして、別のキャ
ブレターのフィッテイングをみたのですが、よくよくリードバルブをみると多少半
開きのようでした。リードをはずしてみると、リードブロックにカーボンが付着し
て完全に閉じきらなくなっていました。カッターでカーボンをおとしていたら手が
滑ってリードブロックに傷をつけてしまいました・・・・。

 シートにほころびができてきました。まだ大丈夫そうですが、裂けたら張替え
なくてはなりません。

 エアロバイザーもメンテの時に引っ掛けて割ってしまいましたので補修跡から
雨漏りがします。いずれ新品にするか新規製作するかしようと思います。

 キャビーナが販売されてから10年たちます。自分のキャビーナは何年型か不
明ですが確実にあちこち劣化しているようです。

 


クラッチの調整 2004/11/13

発進時のクラッチミート時に「ガガガ」と振動がでるようになってしまったので
クラッチのメンテナンスをすることにしました。クラッチシューを交換してから
10,000Km 程です。 よくよく見てみるとクラッチアウターのあたり面ととクラッチ
シューあたり面が同じ位置でないことに気づきました。クラッチシューののこり
0.5mmほどはクラッチアウターにあたらないため、段つき磨耗になっていました。
その高さが1mmほどありましたので、10000キロで1mmほど磨耗するということが
わかりました。
 とりあえず段つき部分を削って面を平滑化するようにしてもとに戻しましたが
ミート時の振動は消えませんでした。新品部品でトルクカムやドリブンフェイスも
用意してあるのですがとりあえずは現状のままいこうと思います。


駆動系調整その2 2004/12/04

どうも駆動系の調子がよくありません。ミート時の振動が消えません。前回シュ
ーの段つき磨耗改善とトルクカムのグリスアップを行ったのですが効果がありま
せんでした。
 今度はクラッチシューをはずしてクラッチシュー取り付けプレートの3つのピン
へグリスアップしてみました。以前トルクカム(ムーバブルドリブンフェイス)のオ
イルシールを交換したのですがドリブンプーリー側が磨り減っているようでグリス
漏れをおこしてしまいます。気休め程度でシリコングリスをオイルシールに塗り
なおして再度グリスガンでトルクカム側にグリスを注入します。
 ついでなのでドライブ側のクランクシャフトのオイルシールの状態を点検する
ためセルギヤをはずしてオイルシールにシリコングリスを塗っておきました。

クランクシャフトをつかんでガタを見るとかなりあります。ベアリングから異音は
ありませんがもともとベアリングの精度がよくないのでガタがでます。交換して
から10,000Kmも走行していないので耐久性に問題があるのか無理なパワー
アップによる弊害かもともとのガタ以上になっています。近いうちにクランクシャ
フトを交換したいです。

ふたたび組み上げてその日は帰りましたが翌日1時間程度の走行でだんだん
エンジンだけ唸って力がついていかないようになりました。すぐに滑りによるもの
だと判断し、再度駆動系点検するとクラッチシューにグリスがべっとり・・・・
トルクカムから遠心力でとばされたモリブデングリスがクラッチアウターとシュー
にこびりついていました。

モリブデングリスは固体潤滑材を使用しているので金属に焼きついた場合、削
り落とさないと取れません。パーツクリーナー等である程度清掃してから400番
のペーパーでクラッチアウターをあらこすりして、クラッチシューも面をあらすよう
に大きく研磨しました。

組み上げて走り出すと・・・・なんと振動がまったく無くなりました。
いままでバランスが崩れて振動が出ていると思ったのですが、クラッチシューの
滑りで・・・多分3枚のシューのうち、食いつきのよいものと滑りやすいものと混在
していたためミート時に振動になったのだと思います。グリスのせいで完全に滑
っているときも振動はでませんでしたので。

思いがけないところから原因と解決方法がみつかることもあるようです。ともあれ
駆動系の異常はしばらくぶりに解決しました。


キャビーナ90MkV 2005/01/11

水冷のキャビーナを終了させ、エンジンをオーバーホールしつつ 90CCに復帰
しました。

現在の仕様を簡単にまとめてみました。

キャブレター ミクニ VM20 MJ160 SJ25 エアクリノーマル
Fタイヤ 10インチ リード100 ダンロップD306
Rサス KYBガスショック
駆動系 WR オートボーイ製プーリー 13g X 6
シリンダー ノーマル 90CC
ポートタイミング ポート拡大 排気1mmアップ
ヘッド 0.5mm面研 圧縮圧力 未測定
クラッチ ノーマルシュー、 20g軽量化/1枚
マフラー ノーマル

腰上、腰下、駆動系(クラッチをのぞく) 新品に変更しました。
現在慣らし運転中ですが、やはり水冷の時から比べるとすごく非力に
なった感じがします。

おいおいチューニングしていこうと思います。


雨漏りの修理 2005/02/08

以前に、屋内に引き込むときに柱にぶつけてエアロバイザーを割ってしまった
あたりから、ルーフとサイドバイザーの間から雨漏りがするようになってしまい
ました。割れたところを修理した部分から漏っているのではなく、モール付近
からぽたぽたたれてきます。モールを交換することにしました。

ゴム部品は経年劣化が大きいと思います。

エアロバイザーをはずしてみると上図のようにかなりくたびれていました。ルーフ
との密着性が低下していると思われます。

モールの固定は左図のボルト1本のみです。モールに金属棒が差しこまれた状態で、その金属棒がボルトでとまっています。モノコックフレームと同じく、モールもフレーム強度の一部となっています。

交換は簡単です。うまく密着するようにあてがうだけです。
・・・しかし、新品に交換したところ、長いのです。左右で長さが異なっています。
ひょっとして、劣化して縮んだのかもしれません。

ある程度の雨量がないと雨漏りするかわからないのですがとりあえずこれで
よしとします。


気温の上昇とキャブセッティング 2005/04/24
2005/05/04

最近気温が上がってきて感じることはふけ上がりが鈍くなったということです。
水冷化で使用していた水温計は現在はただの寒暖計になっていますが外気温
10℃位ですとかなりふけ上がりが速く、16度位でかなり緩慢になっています。

実際に変速時の回転数を見ると、8.5gのWRで
10℃以下・・・・6100回転くらい
15℃以上・・・・5700回転くらい

になっています。気温が上昇すると気化が良くなるのでガスが濃い状態で
あると判断し、102CCの時に決定したVM20キャブのMJの番手#160を#150に
変更してみました。

少ししか走行していないので後に変化の詳細は後に・・・・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(2005/05/04 追記)

うーん。#150でもほとんど効果を感じられません。ここのところ気温が20℃越えて
いますのでもう少し下げなければ効果が出ないのだと思いますが当然気温の上
昇で空冷の冷却(効率?)も下がっていますのでむやみにメインジェットの番手
を下げると焼きつきのもと・・です。気温上昇でパワーダウンは避けられないので
しょうか・・・。


タイヤがはずれたので・・・ 2006/12/31

本日、午後から外出しようとキャビーナのエンジンをかけてさぁ出発しようと発進
したところ、後輪が大きくすべる感触がしたので慌てて見てみるとリヤタイアの
ビートが落ちていました。

以前も同じことがありました。ショップでタイヤ交換してもらってからひと月程度で
朝気が付いたらタイヤがホイールからずれて、ビートが落ちている状態でした。

自分でタイヤを交換する時にビートを落とすのにいつも苦労していますがなぜこ
んなことがおきているのか謎です。普通はパンクしてもビートがおちるようなこと
はありませんがキャビーナのタイヤとホイールの関係からすると、タイヤがやや
細いからかもしれません。(キャビーナのホイールのリム幅からするともっと太い
タイヤを装着できますが実際はサスペンションやマフラーに干渉するので110幅
が限界です)

仕方がないので慌ててタイヤ交換です。スペイシーのタイヤ交換の際に、キャビ
ーナ用の後輪とフォーサイト用の後輪のタイヤも購入しておいたので新品があり
ました。

PIRELLI SL26 110/80-10

です。キャビーナの後輪の適合サイズで通販・税と送料込みでもっとも安いもの
を検索した結果このタイヤになりました。ショップ「矢東タイヤ」で6000円程度でした。
今月は既にスペイシー、フォーサイトのタイヤを交換しているせいもあり、今回は
30分程度で交換・取付できました。

結局はずした元のタイヤをみてみましたが別にパンクしたりしていませんでした。
まぁスリップサインも出ていましたし、交換はかまわないのですが原因が不明な
ので不安ですね。

あといつも思っているのですがキャビーナのリヤタイヤはサイズで困るのでホイ
ールをリード90用に変更したいです。


inserted by FC2 system